自己紹介

今泉修が主宰する研究室です。大学院心理学領域生活科学部心理学科の学生とともに,人間の認知を実験心理学的に研究します。

下記が主な研究テーマですが,これに限らず認知の諸側面に広く関心をもっています。

  • 身体運動が自己意識や記憶及ぼす影響

  • "ないものが見える" 偽陽性知覚

  • 視聴覚刺激から生じると不快

  • 認知の個人差


私たちと研究することに興味ある,大学院進学学振PD/RPDを検討中の方はお問合せください詳細はこちら

お知らせ

2022.09.11 学生がポスター発表をしてきました。

  • 田上初夏・今泉修 (2022.9). 行為と結果の随伴性による偽陽性知覚と主体感への影響. 日本心理学会第86回大会.

  • 辻菜々実・今泉修 (2022.9). ラバーハンド錯覚の期待における順序効果. 日本心理学会第86回大会.

  • Takei, A., & Imaizumi, S. (2022, August). Sense of agency over appearance and movement of an object. 44th European Conference on Visual Perception.

2022.09.02 M1の辻菜々実さんが行為と再認記憶の関連についての研究成果をプレプリント公開しました。

Tsuji, N., & Imaizumi, S. (2022). No evidence for improvement of recognition memory by sense of agency. PsyArXiv.

主体感を伴う行為結果,例えば能動的なキー押し行為によって提示される単語に対して,再認記憶の二過程が促進するかどうか検討しました。しかし仮説や先行研究に反して再認記憶の変化は一切見られず,行為と主体感と記憶の関係およびその再現性についてさらなる検討必要を示唆しました。

2022.08.05 D2の辻百合香さんが,自閉スペクトラム症児と定型発達児における内在化問題と感覚に関する困り感についての論文を出版ました。

Tsuji, Y., Imaizumi, S., Sugawara, M., & Oiji, A. (2022). Internalizing problems and suffering due to sensory symptoms in children and adolescents with and without autism spectrum disorder. Frontiers in Psychology, 13, 872185.

2022.07.05 発話の主体感に及ぼす自己声の影響について東京大学やATRと行った共同研究が出版されました。

Ohata, R., Asai, T., Imaizumi, S., & Imamizu, H. (2022). I hear my voice; therefore I spoke: The sense of agency over speech is enhanced by hearing one’s own voice. Psychological Science.

2022.06.13 D2の辻百合香さんが,感覚に関する困り感による自閉的特性と内在化問題の間の媒介について論文を出版しました。

Tsuji, Y., Matsumoto, S., Saito, A., Imaizumi, S., Yamazaki, Y., Kobayashi, T., Fujiwara, Y., Omori, M., & Sugawara, M. (2022). Mediating role of sensory differences in the relationship between autistic traits and internalizing problems. BMC Psychology, 10, 148.

学会発表の予定

  • なし

過去のお知らせ

2022.04.01 辻百合香さんが日本学術振興会特別研究員DC2に採用されました。辻菜々実さんが桜蔭会研究奨励賞を受賞して博士前期課程に入学しました卒論生3名が加入しました。

2022.03.26 M1の武井さんが日本感性工学会春季大会でポスター発表をしました。

武井明日美・今泉修 (2022.3). オブジェクト操作における主体感:出現と移動の比較

2022.03.23 卒業式が行われました。2018年度に設置された心理学科から初めて卒業生を送り出し,うち2名は当研究室で卒論を執筆しました。心よりお祝い申し上げます

2022.03.01 B4の辻さんが日本認知心理学会大会でポスター発表をしました。

辻菜々実・今泉修 (2022.3). 主体感が再認の回想過程と熟知性過程に及ぼす影響

2022.01.28 M1の武井さんが,色と感情の概念的連合が表情判断にもたらす影響についての論文を出版しました。

Takei, A., & Imaizumi, S. (2022). Effects of color–emotion association on facial expression judgments. Heliyon, 8(1), e08804.


2022.01.27 心理学科の卒業論文発表会が行われました。当研究室から以下の卒論が発表されました。

    • 主体感が再認の回想過程と熟知性過程に及ぼす影響(辻菜々実)

    • 経営・教育上の評価に求められる人間とAIの関与(中村友泉)


2022.01.18 自己が発した声に対する運動主体感について,東京大学とATRと行った共同研究が出版される予定です。

Ohata, R., Asai, T., Imaizumi, S., & Imamizu, H. (in press). My voice, therefore I spoke: The sense of agency over speech is enhanced by hearing self-voice. Psychological Science.


2021.12.21 D1の辻百合香さん日本心理学会第85回大会で優秀発表賞を受賞しました。

辻百合香・今泉修・菅原ますみ・生地新「自閉スペクトラム症及び定型発達の小・中学生における感覚処理異常傾向と内在化問題の関連」


2021.12.07 B4の辻菜々実さんが課外活動における実績を認められ,令和3年度お茶の水女子大学学生表彰を受賞しました。


2021.11.25 身体運動による感情語への注意の促進に関する,東京大学・西口雄基先生との共同研究が出版されました。

Nishiguchi, Y., Imaizumi, S., & Tanno, Y. (2021). Upward action promotes selective attention to negative words. Heliyon, 7(11), e08394.


2021.11.10 D2の田上さんが,左右識別困難に関わる視空間的・言語的要因に関する研究を出版しました。

Tagami, U., & Imaizumi, S. (2021). Visual and verbal processes in right-left confusion: Psychometric and experimental approaches. Frontiers in Psychology, 12, 753532.


2021.11.10 今年度これまでの学生の発表を紹介します。

辻百合香・今泉修 (2021.9.16). 自閉スペクトラム症児の感覚処理異常と内在化問題. 文理融合学内科研研究発表会『発達障害児の養育等の環境要因に対する脳神経学的な解析』, オンライン.

辻百合香・今泉修・菅原ますみ・生地新 (2021.9.1–8). 自閉スペクトラム症及び定型発達の小・中学生における感覚処理異常傾向と内在化問題の関連:感覚に関する困り感の媒介効果. 日本心理学会第85回大会, オンライン.

辻菜々実 (2021.9.1–8). 主体感が再認記憶へ及ぼす影響. 日本心理学会第85回大会若手の会企画『学部生・高校生プレゼンバトル』, オンライン.

Takei, A., & Imaizumi, S. (2021, August 24). Effects of color–emotion association on facial expression judgments. 43rd European Conference on Visual Perception, online.

Tagami, U., & Imaizumi, S. (2021, May 26). Mindfulness trait mediates between schizotypy and hallucinatory experiences. 2021 APS Virtual Convention, online.


2021.10.12 B4の辻菜々実さん日本心理学会第85回大会若手の会企画『学部生・高校生プレゼンバトル』においてベストプレゼンター第二席に選出されました。


2021.07.26 M1の武井さんが,色と感情の概念的連合が表情識別に及ぼす影響に関する研究をPsyArXivに公開しました。

Takei, A., & Imaizumi, S. (2021). Effects of color–emotion association on facial expression judgments. PsyArXiv.


2021.07.15 本学のヒューマンライフイノベーション開発研究機構より「生活習慣病」「発達障害」「炎症・感染症」に関する知見をまとめたブックレットが出版されました。D1の辻百合香さんと今泉が発達障害シリーズに寄稿しています。 →詳細は本学サイトにて


2021.07.02 身体図式と身体イメージに関する心理学・哲学・神経科学的な論考を纏めた書籍が出版されました。今泉は第12章を執筆しました。

Imaizumi, S., Asai, T., & Miyazaki, M. (2021). Cross-referenced body and action for the unified self: Empirical, developmental, and clinical perspectives. In Y. Ataria, S. Tanaka, & S. Gallagher (Eds.), Body schema and body image: New directions. Oxford University Press.


2021.04.13 プレプリントを公開しました

D1の辻百合香さんが,自閉スペクトラム症の感覚処理異常と内在化問題に関する研究をPsyArXivに公開しました。

Tsuji, Y., Matsumoto, S., Saito, A., Imaizumi, S., Yamazaki, Y., Kobayashi, T., Fujiwara, Y., Omori, M., & Sugawara, M. (2021). Mediating role of abnormal sensory processing in the relationship between autistic traits and internalizing problems. PsyArXiv.


2021.04.01 学生が加入しました

辻百合香さんが博士後期課程に入学しました。

武井明日美さんが桜蔭会研究奨励賞を受賞し,博士前期課程に入学しました。

石口彰先生のご退職にともないさんと東井さんが当研究室に加わりました。


2021.03.23 学生の卒業・修了

副指導を担当した小里さんが博士前期課程を修了しました(主指導は石口彰先生)。

文教育学部心理学コースの卒論生5名が卒業しました。コロナ禍に屈せず学業を修めたことに敬意を表します。


2021.03.06 学生の受賞

学部3年の辻菜々実さんが第11回Society for Tokyo Young Psychologistsにおいて優秀発表賞(学部修士の部)を受賞しました。


2021.02.20 第11回Society for Tokyo Young Psychologistsでポスター発表予定

武井明日美・今泉修色と感情の連合が表情識別に及ぼす影響

辻菜々実・今泉修ラバーハンド錯覚に交絡した要求特性:Lush (2020) の追試

辻百合香・今泉修・菅原ますみ・生地新児童・思春期の自閉スペクトラム症傾向に基づく感覚処理異常傾向と内在化問題の関連


2020.11.27 日本認知心理学会第18回大会で発表予定

田上初夏・今泉修.統合失調型パーソナリティと幻覚様体験の媒介要因の探索


2020.11.23 プレプリント掲載

発話に対する主体感について東京大学今水研究室と行なった共同研究をbioRxivに公開しました。

Ohata, R., Asai, T., Imaizumi, S., & Imamizu, H.

My voice therefore I spoke: Sense of agency over speech enhanced in hearing self-voice.

bioRxiv


2020.09.30 競争的資金の獲得

博士課程の田上初夏さんが令和2年度お茶の水女子大学大学院生研究補助金を獲得しました。


2020.07.31 New paper out

博士課程の楊さんと田上さんと書いた論文が出版されました。

Imaizumi, S., Tagami, U., & Yang, Y.

Fluid movements enhance creative fluency: A replication of Slepian and Ambady (2012).

PLoS ONE


2020.07.23 日本心理学会第84回大会で発表予定

田上初夏・今泉修.意味知覚の偽陽性傾向と統合失調型パーソナリティ

武井明日美.背景色の色カテゴリが表情識別に与える影響(学部生・高校生プレゼンバトル)

今泉修.日本語版Waterloo Footedness Questionnaire Revisedの信頼性と妥当性


2020.06.13 New paper out

D1の田上さんの論文が出版されました。

Tagami, U., & Imaizumi, S.

No correlation between perception of meaning and positive schizotypy in a female college sample.

Frontiers in Psychology


2020.04.15 New preprint

D1の田上さんのプレプリントが公開されました。

Tagami, U., & Imaizumi, S.

Visual and verbal processes in right-left confusion: Psychometric and experimental approaches.

PsyArXiv


2020.04.14 科研費に採択されました

代表者として,

若手研究『行為が歪める時間知覚とその自伝的記憶・時間的展望への波及』

分担者として,

基盤研究B『身体化された自己:ミニマルからナラティヴへ』(代表:田中彰吾)

初心に返ってコツコツ研究していきます。


2020.03.15 電子ポスター発表

@第10回Society for Tokyo Young Psychologists

田上初夏・今泉修. 視覚刺激の意味知覚と統合失調型パーソナリティ

小里彩月・今泉修. 奥行き情報と把持可能性が擬似的空間無視へ及ぼす影響


2020.03.01 New preprint

Imaizumi, S., Tagami, U., & Yang, Y.

Fluid movements enhance creative fluency: A replication of Slepian and Ambady (2012).

PsyArXiv


2020.02.14 New preprint

Tagami, U., & Imaizumi, S.

No correlation between perception of meaning and positive schizotypy in a female college sample.

PsyArXiv


2019.12.14 最近の発表

[Talk] Imaizumi, S. (2019, Nov 14). Sense of self through bodily action. Psychological and Artificial Agency Workshop

[ポスター] 今泉修 (2019.12.14,15). 行為を制約する身体的特性と自由意志信念の関連. 第11回多感覚研究会


2019.09.20 身体スキーマ/イメージの展望論文が早期公開

田中彰吾・浅井智久・金山範明・今泉修・弘光健太郎

心身脳問題:からだを巡る冒険

心理学研究

身体スキーマ(図式)と身体イメージの理論的・認知神経科学的な整理を試み,自己感との関連にも議論を進めています。


2019.08.29 ポスター発表

今泉修 (2019.9.13). 主体感とIntentional bindingの相関のメタ分析

日本心理学会第83回大会

今泉修 (2019.8.28). 行為を制約する身体的特性と自由意志信念の関連

日本パーソナリティ心理学会第28回大会


2019.08.20 招待講演

主体感研究の再考と展望

新学術「顔身体学」共催の電子情報通信学会ヒューマン情報処理研究会にご招待いただきました。ありがとうございました。


2019.08.14 A data article out

Imaizumi, S.

Questionnaire data on visual, perceptual, and emotional characteristics of Japanese adults.

Data in Brief

My data in file-drawer, which includes responses to VFQ-25, VDS, GSQ, PANAS, and DPSS-R by Japanese adults, is freely available. Hope it could help future work.


2019.06.26 New paper out

Imaizumi, S., Tanno, Y., & Imamizu, H.

Compress global, dilate local: Intentional binding in action–outcome alternations.

Consciousness and Cognition


2019.06.24 Poster presentation

Lai, G., Imaizumi, S., Seth, A. K., & Suzuki, K.

Effects of sensorimotor coupling and perspective in virtual reality on subjective time and agency.

UK Sensorimotor Conference


2019.06.12 New preprint out

Nishiguchi, Y., Imaizumi, S., & Tanno, Y.

Upward action promotes selective attention to negative words.

PsyArXiv


2019.05.23 主体感に関する総説が出版されました

今泉修・浅井智久・高橋英彦・今水寛

主体感の認知神経機構

精神医学


2019.04.01 お茶の水女子大学へ異動

お茶の水女子大学人間発達教育科学研究所の助教に着任しました。生活科学部心理学科の一員としても教育と研究を担当します。


2019.03.18 University of Sussex滞在終了

Sackler Centre for Consciousness Scienceに滞在して研究していました。このプロジェクトはまだ続きます。

いつかどこかで発表できればと思います。

→ To appear: 2019.6 UK Sensorimotor Conference: Poster (Lai, Imaizumi, Seth, & Suzuki). 筆頭のGiuseppeは実験実施を分担してくれた修士の院生です。


2019.03.10 発表したりイベントを開いたりしました

ポスター 加藤辰弥・今泉修・丹野義彦 (2019.3.9)

身体運動による空間-感情価メタファ一致効果の時間的要因.

第9回Society for Tokyo Young Psychologists

Poster. Imaizumi, S., & Tanno, Y. (2019, March 8)

The role of physical constraints and self-awareness in free will belief.

International Convention of Psychological Science

3月9日に早稲田大学で若手心理学者の研究交流会 9th Society for Tokyo Young Psychologists を開きました。多数のご参加をありがとうございました。


2019.01.17 New preprint out

Asai, T., Imaizumi, S., & Imamizu, H.

The self as a generative, teleological, and subjective prior: Mutually-modulated temporal agency.

bioRxiv


2018.12.29 New preprint out Published

Imaizumi, S., Tanno, Y., & Imamizu, H.

Compress global, dilate local: Intentional binding in action-outcome alternations.

bioRxiv


2018.11.22 New paper out

Imaizumi, S., & Tanno, Y.

Intentional binding coincides with explicit sense of agency.

Consciousness and Cognition


2018.10.09 New paper out

Kato, T., Imaizumi, S., & Tanno, Y.

Metaphorical action retrospectively but not prospectively alters emotional judgment.

Frontiers in Psychology

上下空間と感情極性のメタファ的連合(例:気分が上がる)は,上下方向の身体運動によって活性化され,感情的判断を調整します。Sasakiらは,情景画像観察後の上方向の腕運動が遡及的に感情極性評定をポジティブ側へ偏らせることを示しました(下運動はネガティブ側へ)。この知見を受け,我々は,画像観察前の運動に効果はなく観察後の運動に効果があること,画像観察と運動と極性評定が時間的に充分に近接していることが必要であることを示しました。


2018.09.25 日本心理学会大会でポスター発表

今泉修・中島実穂・丹野義彦

物語自己を構成する身体的自己・自我同一性・時間的連続性

西口雄基・今泉修・丹野義彦

上方向の身体運動によるネガティブ刺激への注意の促進


2018.06.27 New paper out

Furuno, M., Sakurai, Y., Imaizumi, S., & Koyama, S.

Face-inversion effect on disgust evoked by a cluster of dots.

i-Perception


2018.04.17 New paper out

Imaizumi, S., Asai, T., Hiromitsu, K., & Imamizu, H.

Voluntarily controlled but not merely observed visual feedback affects postural sway.

PeerJ

立位姿勢の自発的な揺れをカーソルの動きに換えて呈示すると,姿勢が安定しやすくなります。本論文では,カーソルの動きをただ眺めれば姿勢を安定させ,操作しようと意図すれば姿勢を乱すことを示唆しました。姿勢制御研究と主体感研究の文脈から議論しています。